エチオピア暦2004年がもう7ヶ月過ぎていた事に驚きを隠せない今日この頃。
もう小雨期に入ってもいい頃らしいのですが、相変わらず乾燥しています。
降ったら降ったで道が川の如く水没するので不便なのですが。
さて、前編でも予告させて頂きましが、後編はエチオピアの伝統的コーヒーのお話です。
エチオピアの家庭では、【コーヒー・セレモニー】という、日本で言うお茶会のようなものが
頻繁に行われます。
家族・親族・友人・隣人・知り合いが集まって、みんなでコーヒーを飲みます。
コーヒーを淹れるのは女性の仕事、大体その家のお母さんかお手伝いさんです。
炭火でじっくり沸かすのでとても時間が掛かりますが、その間はおしゃべりを楽しみます。
では、エチオピア流珈琲道作法をご紹介します。
その1。豆を煎ります。かなり深く煎ります。
煎ったら、お客様の周り回り、香りを楽しんでもらいます。
その2。豆を挽きます。かなり細かくさらさらになるまで挽きます。お金持ちの家には電動ミルがありますが、大体は臼と杵で挽きます。
その3。ジャバナというポットに、水(お湯)とコーヒーの粉を入れ、吹きこぼれない様
差し水をしながら沸騰させます。(写真は失敗例です)
その4。コーヒーの出を見て、適当なところで火から下ろします。少しポットを傾けて、
コーヒーの粉が沈殿するのを待ちます。沈殿しきらないと、粉っぽくておいしくありません
その5。カップに、コーヒーの粉が入らないよう、ゆっくり注ぎます。砂糖はスプーン3杯。
(写真を撮り忘れました)
その他、屋内外を問わず、セレモニー会場の床に草花を敷いたり
コーヒーを淹れている間におつまみ(ポップコーンなど)を振る舞ったり、
乳香を焚いたりします。
セレモニー中、コーヒーは3回出されますので、3回飲みましょう。
これで皆さんも真の珈琲通ですね!
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