2012-04-05

#17 Sample Making with CEHP

雨期は突然やって来て、家に着く頃にはずぶ濡れでした。
満開の桜が恋しい今日この頃です。こんばんは。

昨年末頃から、N.P.O【アフリカ理解プロジェクト】の活動の一つ、
【CEHP】(エチオピアン・ハンドメイド・プロダクツ委員会)で、ファッション部門のお手伝いをしています。

※【CEHP】について詳しくはコチラから →http://africa-rikai.net/CEHP/index.html

メンバーで企画を出し合い、検討・修正を重ねて作り貯めてきたサンプルで、
カタログ用の撮影会が行われました。

エチオピアの王様のシンボル・ライオン柄のチュニック

人が着た姿を見ると、達成感もひとしお。

最終的には、私の配属先での生産を目指しています。

※その他の写真はコチラから ↓
http://www.google.com/urlsa=D&q=https://www.facebook.com/media/set/%3Fset%3Da.326719500720033.73090.145618855496766%26type%3D3%26l%3Dc95cc688d1&usg=AFQjCNHldbqrcKVjjHMWoKmV097cDqPLfg

4、5月に市内で行われるバザーに出店し、これらの試販売をする予定です。

エチオピア在住の皆様、ご来店をお待ちしております。


訂正:【CHEP】ではなく、【CEHP】でした。メンバーの皆様申し訳ありません;

2012-03-26

Street snap #番外後編 Ethiopian coffee

エチオピア暦2004年がもう7ヶ月過ぎていた事に驚きを隠せない今日この頃。

もう小雨期に入ってもいい頃らしいのですが、相変わらず乾燥しています。
降ったら降ったで道が川の如く水没するので不便なのですが。

さて、前編でも予告させて頂きましが、後編はエチオピアの伝統的コーヒーのお話です。

エチオピアの家庭では、【コーヒー・セレモニー】という、日本で言うお茶会のようなものが
頻繁に行われます。
家族・親族・友人・隣人・知り合いが集まって、みんなでコーヒーを飲みます。

コーヒーを淹れるのは女性の仕事、大体その家のお母さんかお手伝いさんです。
炭火でじっくり沸かすのでとても時間が掛かりますが、その間はおしゃべりを楽しみます。

では、エチオピア流珈琲道作法をご紹介します。

その1。豆を煎ります。かなり深く煎ります。
煎ったら、お客様の周り回り、香りを楽しんでもらいます。
 
その2。豆を挽きます。かなり細かくさらさらになるまで挽きます。
お金持ちの家には電動ミルがありますが、大体は臼と杵で挽きます。
 その3。ジャバナというポットに、水(お湯)とコーヒーの粉を入れ、吹きこぼれない様
差し水をしながら沸騰させます。(写真は失敗例です)
 その4。コーヒーの出を見て、適当なところで火から下ろします。少しポットを傾けて、
コーヒーの粉が沈殿するのを待ちます。沈殿しきらないと、粉っぽくておいしくありません
 その5。カップに、コーヒーの粉が入らないよう、ゆっくり注ぎます。砂糖はスプーン3杯。
(写真を撮り忘れました)

その他、屋内外を問わず、セレモニー会場の床に草花を敷いたり
コーヒーを淹れている間におつまみ(ポップコーンなど)を振る舞ったり、
乳香を焚いたりします。

セレモニー中、コーヒーは3回出されますので、3回飲みましょう。


これで皆さんも真の珈琲通ですね!

2012-03-24

Street snap #番外前編 Ethiopian coffee


節分もひな祭りも気づいたらとうに通り越しておりました。
ご無沙汰しております。こんにちは。

本業、副業、イベントなどにわかに忙しくなり、なかなかUP出来ず。
と言い訳です すみません。

さて今回は珈琲のお話。

世界中で飲まれている【coffee】
そしてファッション要素が強くなってきた【cafe】

その語源は、エチオピアのカファ[Kaffa]地方だという説があります。
なぜならここは、アラビカ種コーヒー(モカなど)の原産地だからです。

煎って飲むスタイルはアラブ地域のイスラム教徒が始めたそうですが、
エチオピアでも古くから薬として食されていました。

現在ではアジスアベバ市内いたる所にカフェがあり、平日の昼間でも人で溢れています。

味はというと、非常に"濃い"です。
エスプレッソがこちらでは普通のコーヒーとして出てきます。
帰国された方曰く、「日本のコーヒーは水のようだ」。

エチオピア人は皆、砂糖をスプーン山盛り3杯以上入れます。
コーヒーの味が分からなくなるくらい甘いです。
人の分も入れてしまうので、一緒に行くと注意が必要です。

カフェではマシンを使っていますが、家庭では伝統的な淹れ方があります。
どちらもとても美味しく、病み付きになります。

後編は伝統的なポットを使った淹れ方をご紹介します。

砂糖が生んだ奇跡の2層【coffee & tea in a cup】



【参考文献】原木のある森 エチオピアコーヒー伝説 アフリカ理解プロジェクト

2012-01-20

#16 Kitenge Half Pants

ブログの調子が戻ったので、出戻りしました。こんにちは。

タンザニアの旅行中に履きたいというご依頼で、【Kitenge】でハーフパンツを作りました。

【Kitenge】はケニアやタンザニア周辺で作られる総柄のプリント生地です。

このパンツに使った【Kitenge】はモノトーンの落ち着いた色合いですが、
カラフルで色鮮やかな物が多く出回っています。

個性豊かで、同じ柄にはほぼ2度と出会えないアフリカの布。
布との出会いも一期一会。
ビビッと来たら、迷わずあるだけ買ってしまいましょう。


ところで、先週末やっと卒業式が開催されました。
告知は2日前でした。

予定は神出鬼没です。

2012-01-09

#15 Ethiopian 2way Skirt


段々と暖かくなっている様な無い様な、エチオピア・アジスアベバからこんにちは。

昨日の記事にも書きましたが、一昨日はエチオピアのクリスマス。

クリスマスなどの宗教的行事は、皆いっしょになってお休みモードです。
もちろん【ムスリム】の祝日も、みんなお休みです。


ちなみに、エチオピアの宗教は大きく2.5つに分けられます。

1.エチオピア正教【オーソドックス】800年以上の歴史があります。人口のほぼ半数。
2.イスラム教【ムスリム】東のアラブ寄りの地域に集中していますが、ほぼ半分。
2.5 キリスト教【プロテスタント】少数ですが、グローバル的発想と経済力があります。

【オーソドックス】と【ムスリム】の文化は共に、エチオピアの生活に深く溶け込んでいます。

そして、やはり今日は生徒がほとんどいません。
もともと今の時期は少ないので、教室がかなり寒々しい事になっています。

あまりに暇なので、最近はProduction Center(工芸生産センター)の方で
新商品の開発や、製品の品質向上に取り組んでいます。
Ethiopian 2way skirt


Ethiopian 2way skirt2

職人さん達は皆、何十年も経験のあるお母さん達です。
なかなか新しい物を受け入れてもらえないのが悩みでもあります。

こうなったら、どんどん作って売ってみて、結果を見せるしかありません。
燃えろ!プレゼン魂!!

2012-01-08

#14 Ethiopian KIMONO



エチオピアのクリスマスはなんとも静かなものでした。
家族で集まって家でお祝いするので、街の人もまばらです。
ムスリムの人たちも関係なくお休みムードです。


明日(月曜日)はみんな登校してくるのでしょうか…?




日本と日付はズレましたが、今年も流れに全力で逆らってみようかと。
何より、お正月気分を少しでも味わう為に作ってみました。



Ethiopian KIMONO

Ethiopian KIMONO2
帯揚げ等の小物も全て100%エチオピアの素材を使用しています。


職業訓練学校の教室を使わせてもらっての製作中、
エチオピア人の先生方や生徒たちから大絶賛でした。


日本が誇る文化の一つですね。

2012-01-02

#13 Ethiopian blouse

気が付いたらエチオピア滞在7ヶ月目に突入し、少し動揺している今日この頃。

以前にも書きましたが、エチオピアは今、エチオピア暦の4月です。
要は全くそんな空気も無く、するっと年を越してしまいました。
明けましておめでとうございます。

こちらに来てから、時間が日本の倍の速さで過ぎて行くように感じる反面、
感覚は完全にゆっくりのんびりアフリカ時間。

生徒達の卒業式も、予定していた日から2ヶ月経ちましたが
未だ開催される兆しもありません。

卒業式に着ようと思って作った一張羅が、箪笥の肥しと化しています。

刺繍に3週間かかりました。

どうぞ今年もご贔屓に!